4.検品へのこだわり

きものアシストの検品

1.検品へのこだわり

検品ってチェックするだけでしょう?

そのとおりです。そのとおりですが、ここが当社一番のこだわりで、他との一番の違いです。

「お客様のために、協力会社に嫌われることも厭わない。」

このこだわりを大切にしています。

なぜ検品にこだわるのか?

これまで仕立て業者で働いた経験から、わかったことがあります。

それは「ミスがあってあたりまえ」という考え方に着物業界が毒されていることです。

  • 仕立て後に寸法を計らない
  • お直しするのが当たり前
  • 着てみてOKならいいだろう

そのような考え方になると、各工程で行って帰ってが多くなり、手間もかかる、引いてはお客様にご迷惑をおかけしてしまう。
そのように考えるに至りました。

当社では各工程で徹底的に検品を行うことにより、できるかぎりミスを減らし、お客様のご要望に沿える仕上がりになるように、各協力会社をコントロール致します。

1.商品到着時検品

お客様から仕立て希望品を預かった段階で、まず徹底的に検品いたします。

新品の反物でも、呉服屋さんで日焼けや手垢汚れなどがついている場合があります。(絵羽なら余計わかりにくくなっています。)豊富な経験で隠れた「難」を読み取ります。

またこの検品で、ご希望のサイズに仕立てることができるかを計ります。こちらも生地が縮むかどうか?着用になられて不都合がないか?を想像しながら寸法を割り出していきます。

2.前加工後検品

当社ではお仕立て前に仕立て前加工をこだわって行います。(1.こだわりの前加工参照)

注文通りに前加工ができているか?前加工をおこなった生地の状態は万全か?縮みはでた?逆に伸びた?

仕立て前の最終検品ですので力が入ります。

3.仕立て後検品

仕立て中も和裁士さん(もしくは海外工場)と頻繁にやり取りをします。

さぁ仕立て上がってまいりました。

最終検品です。お客様のご要望通りの寸法に仕上がっているか?柄の出方は指示通り?着用時の不具合はなさそう?

ここでもお客様目線でチェックを繰り返します。