4.こだわる仕立て前加工 仕立て前加工とは? 仕立て前加工とは、お仕立てに入る前に、生地の状態を整える加工です。安くしようとすると手を抜いてもばれない工程で、質の悪い仕立て業者はよくここでやっているフリをしたりしなかったり。 何故いるの? 実は反物や、仮絵羽状態の生地には、染めに使った「のり」や酵素、刺繍ものなら細かい手汗などが付着しています。これらをしっかりと落としてやることがまず必要なのです。 どう変わるの? 酵素抜き工程の表彰状秘伝の酵素抜き溶液バキュームで溶液を抜きますさらに溶剤をしっかりと脱水のし工程柔軟加工。生地を和紙のローラーで叩くようなイメージです縮み加工辻整理の辻さん。 Previous Next 生地を染める時に使う「のり」を酵素を使ってしっかりと抜きますので、生地本来の手触りになります。さらに「のり」はカビの原因にもなるので、長く着ていただける着物になります。さらにさらに、汚れを落とした生地に柔軟加工や縮み加工を行うことで、仕立てもやりやすくなり、ご着用時の着心地も良くなり、さらにさらにさらにお手入れ時の縮も少なく抑えることができます。 デメリットは? いいこと尽くめの仕立て前加工ですが、デメリットはズバリ、コストです。ですがこの仕立て前加工をしっかり行うことで、防カビ、防縮みをある程度行えますので、ご着用後のメンテナンスに手がかからなくなることもあります。 投稿ナビゲーション過去の投稿: 3 お預かり後検品次の投稿: 5.仕立て前検品